コンプレッサー検討

エアブラシでの塗装に絶対必要なコンプレッサーですが、いろんなメーカーから発売されているので、購入にあたって何を買ったらいいか検討してみました。

自作塗装ブースの時も購入の大きな決め手になった作動音ですが、当然コンプレッサーの方がうるさいイメージがあるのでより慎重に選択したいと思います。

もう一つの選択基準は、これも塗装ブースの時と同じく風量になります。正確に言うと吹き出す風の圧力になると思いますが、どれだけの量の風をどれだけの強さで吹き出すことができるかがエアブラシで塗装する際に大きな要素を占めるため重視していきたいと思います。

 

ざっと調べたところ一番有名だったのがクレオスの Mr.リニアコンプレッサーL 7。これの下にL5もありますが、かなりスペックが低かったので今回は L 7を見て行きます。

価格は41,800円、作動音は55db、風量の強さは0.15Mpa。プラモデルのエアブラシではおおよそ0.15Mpaあれば事足りるケースが多いようなので必要十分であると思います。

特徴としては連続稼働が可能という点です。

コンプレッサーは動かし続けると当然ですがモーターに負担がかかるので、一定時間連続で動かすと止まるようになっていたり、 自分でオンオフをコントロールする必要があったりするものが多いです。

そんな中で、稼働時間を気にすることなく連続で動作させられるというのは非常に大きなメリットだと思います。

 

次にタミヤのパワーコンプレッサー。 価格は38,200円、作動音は何と48db。作動が非常に小さいにもかかわらず風量の強さが0.4Mpaと先ほどの L 7の2倍以上のスペックです。

すでに 比べる必要がないくらいの差がついているため、この商品にしようかなと思ったのですが連続稼働が30分という制限がありました。

なかなか30分連続でエアブラシで塗装し続けるシチュエーションというのはないのかもしれませんし、この商品の最大の特徴としてエアブラシを置く部分がコンプレッサーのスイッチを兼ねているため、エアブラシを置いた段階でコンプレッサーのスイッチが切れます。

それもあって、先ほどの連続30分の稼働というのは滅多なことでは起きないと思います。とはいえ圧力センサーなどもなく、スイッチを切らない限り動き続けてしまうというのは商品寿命を考えると少し怖いです。

そこで他にないかと思い色々調べた結果、そもそものコンプレッサーの製造元で他のメーカーに OEM 供給をしているアネストイワタというメーカーが目に止まりました。

 

その中にあった is 925が、価格は38,000円、作動音は L 7と同じく55db、 風量の強さが0.42Mpaと サドンこそパワーコンプレッサーにはかないませんが風量的には上回っています。

残念ながら連続稼働はできず、40分という時間がありますが、圧力計が付いているので一定の圧力になった場合に動作が止まります。この機構のおかげで、常に動き続けることはありませんし、スイッチを切らなくても自動で止まってくれます。 

 

こういったエアタンクと併用することで 連続稼働することをほぼなくすことができ、 コンプレッサーの動作をさらに減らすことができるので結果的に平均静音性を上げることができます。

プラモデルには若干オーバースペック気味ではありますが、 大は小を兼ねると言いますし、将来的にウレタン塗料なんかを使いたくなった際に必要な高圧にも対応することができます。

価格もほぼほぼ同等なため、プラモ 界隈で見るとほぼ誰も使っていませんがあえてこのコンプレッサーに決めました。

実際に使ってみるとやはり音は少しうるさいですが、日中であればほぼ問題なく使用できるレベルであるのと、先程ご紹介したエアタンクを併用することにより、必要最小限の動作で済むためとても快適に使用できています。

何よりオーバースペック気味と思っていましたが、吹き圧を調整できる範囲が広いので、そちらもノンストレスで塗装ができています。 

実際の動作音なんかは YouTube の鷹の目チャンネルで紹介していますのでよかったらご覧ください。

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