自作塗装ブース①比較検討編

みなさん、始めまして。
鷹の目チャンネルブログへお越しいただきありがとうございます。
記念すべき最初の投稿は自作塗装ブースにしたいと思います。

ガンプラを始めるにあたり、小さなころからのあこがれだったエアブラシを使いたくて、


「それなら全塗装だな!」となり、

「だったら塗装ブースいるよね」からの、

「市販の塗装ブースは高いかスペックが低いかしかないな、じゃあ作るか!」

に至るまでは大した時間はかかりませんでした。

ということで最初に検討した市販品について記載しておきます。
基本的にスペック(風量)が十分にないと、健康被害が出てしまうのでそこは譲れませんでした。購入金額もたしかに大切ですが、やはり健康には代えられないのです。

同時に重要なのが作動中の音量です。
どれだけ風量があったとしても、作動音が爆音であれば動かすだけでマンションであれば両隣や上下階に与える影響が気になりますし、家族で住んでいたりすればそちらに与える影響のほうが深刻かもしれません。

せっかくの趣味ですから、できるだけ穏便に楽しみたいものです。

最初に考えたのがタミヤの「ペインティングブースⅡ」。
プラモと言えばタミヤということで、タミヤが出しているものなら間違いないんじゃないかとかそんな期待から候補に上げました。

タミヤ ペインティングブース

風量が多いツインファンタイプが候補です。
この商品の動作音は63db、風量は210立方メートルということですので、このスペックをターゲットに比較検討をしていくことにしました。

ちなみに、音量に関しては
・50dB(普通) 静かな事務所、家庭用クーラー(室外機)
・60dB(ギリギリ) 普通の会話、40km/h程度の車の中
・70dB(うるさい) 騒々しい事務所の中、騒々しい街頭
ということなので、60dbが限界だと思います。

音は数値の伸び以上に大きく感じるようで、50,60,70だと10ずつしか変わってないですが、実際にはそれ以上に大きく感じるので、60でギリギリならそこから12%しか変わらない70でもちょっとうるさいくらいだろう、は通じないということです。

当然、この辺りは住環境によって変わってくるので、隣の部屋との壁が薄かったり、家族がシビアだったりする場合はより慎重に、一軒家で隣の家は遠く離れていたり、一人暮らしなら多少余裕があるかもしれません。

そういう意味では、ペインティングブースは音量的にアウト気味ですね。

次に候補に挙げたのは、これもプラモと言えばこのメーカー、塗料でおなじみクレオスの「Mr.スーパーブース」。

クレオス  スーパーブース

こちらの作動音は57db。このくらいの音量なら使えるのではないでしょうか。しかし、風量が圧倒的に心細い125立方メートルしかありません。これでは十分な吸気が行われるとは思えませんのでいくらうるさくないとはいえ、スペック面でアウトですね。

3つ目の候補はガットワークスの「ネロブース」。

ネロブース

本体が金属製でめちゃくちゃ雰囲気がいいのと、風量が圧倒的というのが特徴です。しかし、その分高い・・・。

作動音はなんと43db、そして風量も圧倒的な400立方メートル。5万円近い値段がするだけあって上の2つと寄せ付けない高性能です。

そしてネロ―ブースに匹敵するくらい風量がある、互換屋の「互換ブース」です。

互換ブース

これは風量を調整することができたり、LEDライトが付いていたりと、本体が金属フレームとプラダンになってチープになった代わりに、風量はネロブースに近いレベルであるにもかかわらず価格はかなり抑えられています。

風量が440立方メートルとネロブースを上回っているのには驚かされましたが、それ以上に作動音が64dbと大幅にうるさくなってしまっていて、基準に置いた60dbを越えてしまっています。たった4dbとはいえ、先に書いたように音の感じ方は数値以上なのでこれは厳しいと言わざるを得ません。

製品名音量風量価格
ペインティングブースⅡ63210実売23,000円程度
Mr.スーパーブース57125実売15,000円程度
ネロブース43400約50,000円
互換ブース64440約26,000円

スペック上はネロブース一択なんですが、あまりにも高額なのに加え、大手メーカーの商品ではなく生産が安定していないので入手が困難だったこともあり、冒頭にも書いた

だったら作るか!!

につながったのです。次回「自作スペック考察編」へ続く・・・。

Related Post

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です